ゲーミングチェアを処分したいけれど、大きくて重いし、どうやって捨てればいいのか分からない。そんな悩みを抱えている方は意外と多いのではないでしょうか。実は、ゲーミングチェアは通常の家庭ゴミとして出すことができません。金属フレームやガスシリンダー、合皮やメッシュ素材など複数の素材が組み合わさっているため、分別が複雑で、自治体ごとにルールも異なります。個人的にも過去にゲーミングチェアの処分で迷った経験がありますが、正しい方法を知っておくだけで驚くほどスムーズに手放すことができました。
この記事で学べること
- ゲーミングチェアの処分方法は主に6つあり、費用は0円〜約5,000円まで幅がある
- 粗大ゴミとして出す場合の費用相場は500〜1,000円程度で最もコスパが良い
- 不法投棄は5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金という重い罰則がある
- AKRacingやDXRacerなど有名ブランドなら売却で処分費ゼロも十分可能
- 解体して普通ゴミに出す方法は現実的ではなく、かえって手間とリスクが増える
ゲーミングチェアが普通ゴミで捨てられない理由
まず大前提として、ゲーミングチェアは一般的な家庭ゴミ(可燃ゴミ・不燃ゴミ)として捨てることができません。
理由はシンプルです。ほとんどの自治体では、一辺の長さが30cmを超えるものは「粗大ゴミ」として扱われます。ゲーミングチェアは座面だけでも幅50cm前後、背もたれを含めると高さ120〜140cmにもなるため、どう考えてもサイズオーバーです。
さらに厄介なのが素材の複雑さです。ゲーミングチェアには以下のような素材が混在しています。
これらを一つひとつ分解して分別するのは、一般家庭では非常に困難です。特にガスシリンダーは専用工具がないと取り外せないケースがほとんどで、無理に作業すると怪我のリスクもあります。
ゲーミングチェアの捨て方6つの方法を徹底比較

ゲーミングチェアの処分方法は大きく分けて6つあります。それぞれの費用・手間・メリットを把握したうえで、自分の状況に合った方法を選ぶことが大切です。
自治体の粗大ゴミ回収に出す
最もオーソドックスで、コストパフォーマンスに優れた方法です。多くの自治体では、電話やインターネットで事前に申し込みを行い、指定された日時に指定場所へ出す流れになります。
費用の目安は500円〜1,000円程度。自治体によって異なりますが、粗大ゴミ処理券をコンビニや区役所で購入し、チェアに貼り付けて出すだけなので手続き自体は簡単です。
ただし注意点もあります。申し込みから回収まで1〜2週間かかることが一般的で、引っ越しシーズンの3〜4月は1ヶ月待ちになることも珍しくありません。すぐに処分したい方には不向きかもしれません。
電話・ネットで申込
自治体の粗大ゴミ受付センターに連絡し、回収日を予約する
処理券を購入
コンビニ等で粗大ゴミ処理券を購入し、名前・受付番号を記入
指定日に搬出
処理券を貼り付け、回収日の朝に指定場所へ出す
自治体のゴミ処理施設へ直接持ち込む
車をお持ちの方であれば、自治体が運営するクリーンセンターやゴミ処理施設に直接持ち込む方法もあります。
この方法の最大のメリットは費用が無料、もしくは数百円と格安な点。さらに、予約不要で持ち込める施設も多く、思い立ったその日に処分できる可能性があります。
ただし、施設によっては事前予約が必要だったり、受付時間が平日の日中に限られていたりするため、事前にお住まいの自治体のウェブサイトで確認しておくことをおすすめします。ゲーミングチェアは重量が15〜25kg程度あるため、車への積み込みは二人以上で行うのが安全です。
不用品回収業者に依頼する
「とにかく早く処分したい」「自分で運び出すのが難しい」という方には、不用品回収業者への依頼が最適です。
電話一本で自宅まで回収に来てくれるため、手間は最小限。即日対応してくれる業者も多く存在します。費用は1,500円〜5,000円程度が相場。単品回収の場合は割高になりがちですが、引っ越しなどで他の不用品もまとめて処分するなら、パック料金でお得になるケースもあります。
リサイクルショップに売却する
状態が良いゲーミングチェアなら、リサイクルショップへの売却で処分費をゼロにできるどころか、お金に変えることもできます。
特にAKRacing、DXRacer、Herman Miller×Logicool Gなどの有名ブランドは中古市場でも需要が高く、買取価格がつきやすい傾向にあります。購入から2〜3年以内で、目立つ傷や汚れがなければ、数千円〜数万円で買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、ノーブランドのゲーミングチェアや、合皮が剥がれているもの、タバコの臭いが染み付いているものなどは買取を断られるケースが多いです。持ち込む前に電話で買取可否を確認しておくと無駄足を防げます。
フリマアプリやオークションで売る
メルカリやヤフオク!などのプラットフォームを使えば、リサイクルショップより高値で売れる可能性があります。自分で価格を設定できるため、相場を調べて適正価格で出品すれば、思った以上の金額になることも。
ただし、ゲーミングチェアは大型商品のため、送料が3,000円〜5,000円以上かかる点に注意が必要です。たのメル便やヤマト運輸のらくらく家財宅急便を利用するのが一般的ですが、送料を考慮すると利益が出ないケースもあります。
出品時のコツとしては、ブランド名・型番・使用年数・傷や汚れの状態を正直に記載し、写真は最低でも6〜8枚は掲載するのがおすすめです。「直接引き取り限定」にすれば送料問題を回避できますが、購入者が限定されるデメリットもあります。
知人に譲る・ジモティーで引き取り手を探す
まだ使える状態であれば、友人や知人に譲るのが最もシンプルな方法です。周囲に欲しい人がいない場合は、地域密着型の掲示板サービス「ジモティー」を活用するのも一つの手。
ジモティーでは「0円(無料)」で出品すれば、引き取り手が見つかりやすく、処分費も送料もかかりません。ゲーミングチェアは「欲しいけど新品は高い」と感じている学生やゲーム初心者からの需要が高いため、無料出品であれば比較的早く引き取り手が見つかる傾向があります。
各処分方法の費用と手間を一覧で比較

どの方法が自分に合っているか判断しやすいよう、費用と手間を整理しました。
処分方法別の費用目安
費用だけで見れば売却や譲渡が最もお得ですが、状態が悪い場合や急いでいる場合は粗大ゴミや不用品回収業者のほうが現実的です。自分の優先順位が「費用」「スピード」「手間の少なさ」のどれかを明確にすると、最適な方法が見えてきます。
ゲーミングチェアを解体して普通ゴミに出せるのか

「解体すれば普通ゴミとして出せるのでは?」と考える方もいるかもしれません。理論上は、各パーツを30cm以下に分解し、素材ごとに分別すれば可燃ゴミ・不燃ゴミとして出せる自治体もあります。
しかし、現実的にはおすすめできません。
ゲーミングチェアの解体には六角レンチやモンキーレンチなどの工具が必要で、特にガスシリンダーの取り外しは専門的な知識がないと危険です。ガスシリンダーは高圧のガスが封入されているため、誤った方法で分解するとガスが噴出し、怪我をする恐れがあります。
また、金属フレームを30cm以下に切断するには電動工具が必要になることもあり、一般家庭では作業環境の確保も難しいでしょう。解体に費やす時間と労力を考えると、粗大ゴミとして500〜1,000円で処分するほうがはるかに合理的です。
不法投棄は絶対にNG 厳しい罰則を知っておこう
「面倒だから」「お金がかかるから」と、ゲーミングチェアを公園や空き地、山林などに放置するのは不法投棄にあたり、犯罪です。
廃棄物処理法により、不法投棄には5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金(またはその両方)という非常に重い罰則が科されます。法人の場合は最大3億円の罰金です。
「バレないだろう」と思っても、防犯カメラや近隣住民の通報で発覚するケースは年々増えています。ゲーミングチェアの処分費は最大でも数千円。この金額を惜しんで人生を台無しにするリスクを負う価値はまったくありません。
状況別のおすすめ処分方法
どの方法を選ぶべきか迷っている方のために、状況別に最適な処分方法を整理しました。
新しいゲーミングチェアのおすすめモデルを購入する際には、将来の処分のしやすさも選定基準に入れておくと安心です。有名ブランドのチェアはリセールバリューが高いため、長い目で見ると経済的とも言えます。
ゲーミングチェアを処分する前にやっておくべきこと
処分前チェックリスト
特に見落としがちなのが搬出経路の確認です。ゲーミングチェアは組み立てた状態だと幅60〜70cmになるため、ドアや廊下を通れないことがあります。その場合は背もたれや座面を取り外して搬出する必要があるため、事前に六角レンチを用意しておくとスムーズです。
また、売却を検討している場合は、軽く清掃してから写真を撮ることで印象が大きく変わります。ウェットティッシュで表面を拭き、ホコリを取り除くだけでも買取価格や売却スピードに差が出てきます。
よくある質問
ゲーミングチェアは何ゴミに分類されますか
ほとんどの自治体では「粗大ゴミ」に分類されます。一辺が30cmを超える大型のものは粗大ゴミ扱いとなり、通常の可燃ゴミや不燃ゴミとしては出せません。お住まいの自治体のウェブサイトで「粗大ゴミ」の項目を確認し、申し込み方法と費用を確認してください。
ゲーミングチェアの処分費用はいくらかかりますか
処分方法によって大きく異なります。自治体の粗大ゴミ回収なら500〜1,000円、ゴミ処理施設への直接持ち込みなら無料〜数百円、不用品回収業者なら1,500〜5,000円が目安です。売却や譲渡であれば費用はかからず、むしろ収入になる可能性もあります。
壊れたゲーミングチェアでも買い取ってもらえますか
基本的に、壊れたゲーミングチェアの買取は難しいです。ガスシリンダーが故障して座面が下がる、合皮が大きく剥がれている、フレームが歪んでいるといった状態では、ほとんどのリサイクルショップで買取を断られます。ただし、AKRacingやHerman Millerなどの高級ブランドであれば、パーツ取り目的で引き取ってもらえるケースもゼロではありません。
ゲーミングチェアを処分するタイミングはいつが良いですか
売却を考えているなら、引っ越しシーズン前の1〜2月や、新生活が始まる3〜4月は需要が高まるため売れやすい時期です。逆に粗大ゴミ回収を利用する場合は、3〜4月は申し込みが殺到して待ち時間が長くなるため、それ以外の時期のほうがスムーズに処分できます。
新しいゲーミングチェアを購入する際に引き取りサービスはありますか
一部の販売店やメーカーでは、新しいチェア購入時に古いチェアの引き取りサービスを提供している場合があります。ただし、ゲーミングチェア業界ではまだ一般的ではなく、家電量販店のような下取りサービスは少ないのが現状です。購入前に販売店に確認してみる価値はありますが、期待しすぎないほうが良いでしょう。Switchのセールでゲームを買い替えるように気軽にはいかない部分です。
ゲーミングチェアの処分は、正しい方法さえ知っていれば決して難しいものではありません。費用・スピード・手間のバランスを考えて、ご自身に最適な方法を選んでください。この記事が、スムーズな処分の一助になれば幸いです。
